ノンフィクションライター川﨑利江子
本と旅と着物、花と樹木と、そして真実の美を求めて…。女性誌を中心に美容、着物、人物インタビューなど幅広く執筆。現在、月刊『VOCE』(講談社)にてコスメを科学的&客観的に考察する企画「実験VOCE」を連載中。
 

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2008年6月23日 (月)

歌舞伎<6> 福助さんのまぶたメイク

六月大歌舞伎を観に行きました。

昼の部で観た、染五郎さんと福助さんの長唄舞踊「俄獅子(にわかじし)」、

福助さんの舞台化粧が浴衣や着物メイクの参考になるかも・・・と思いました。

その日、「俄獅子」での福助さんは芸者、染吉の役。

まぶたの上に赤とピンク色のグラデーションでまあるく

好きな人に声をかけられてぽっと目元を染めるみたいな感じに

入れていらっしゃいました。

ぼかし具合が絶妙で、全然大げさではありません。

目尻にも赤を濃いめに入れてあるのが女らしさを増しています。

これをこのまま薄くして、ファンデの上にのせたら、

きっと着物に似合う、ほのかな色香の優しいアイメイクが出来上がるはず。

そういえば福助さんのメイクを薄くしたこの感じ、着物入門したばかりの頃、

着物好きの年上女性に習ったメイクのしかたにそっくりです。

まぶたにまあるく、淡いピンクのアイシャドウ、

目尻には赤とオレンジが混ざったくらいのアイシャドウを。

まぶたと涙袋のちょうど間くらいに、細い筆でこめかみ方向にスーッと

5ミリくらいの長さの線を描くのがポイントです。

歌舞伎でも宝塚でも小劇場の舞台でも、メイクや衣装を観察して、

そのまんまじゃなくて、その美意識を盗む感覚で、

自分流にアレンジしてみるのって楽しいですね。

 

 

★歌舞伎座百二十年 『六月大歌舞伎』

618日(水) 夜の部

「義経千本桜 すし屋」

「身替座禅」

「生きている小平次」

「三人形」

歌舞伎座にて、627日まで。

 

69日(月) 昼の部

「新薄雪物語」

「俄獅子」

 

 

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