謎の白マスク
書かなくちゃいけない原稿があるのに、テレビに逃避。「パッチギ!」、初めて見ました。
ワイドショーで見る井筒監督の説教キャラがうざいのと、京都のカーストで生まれ育ったもんでテーマがかなり痛い(映画での世界、ないことになっているので)、さらに時代設定もかなり痛い(子供だったけど、フォークルのイムジン河、知ってます)ので、あんまり見る気になれなかったんですね。しかし、仕事から逃げられるのならなんでもするぞ、って感じで鑑賞。
いやー、若手俳優の皆様、すばらしい! 感動しました。主役の塩谷瞬も、ウエストサイド・ストーリーではジョージ・チャキリス(古い!)の高岡蒼佑も、沢尻エリカも、すんごい上手でびっくり。演技はもちろん、京都弁もほぼパーフェクトです。伊右衛門はんのもっくんは、いつまでたっても下手なのにね(宮沢リエちゃんは上手)。
お葬式で塩谷くんがぼろぼろになるシーン、あそこまでの体験はないけれど、似たようなことは、あの街で育つとみんなあると思う。「ああ、そうやったなあ」、とかなりビターな気分です。
オダギリジョーさんは私の先輩(映画ではね)になるわけですが、私が入学する頃には、あんなイイ男はいいひんかったもぉぉぉぉぉん。ま、酒屋の手伝いをしていたオダジョーはいいけど、スウェーデンから帰国してからのはノーサンキューやけど。でも、ああいういかれたお兄ちゃん、いっぱいいたなああ。
うなったのは、朝鮮高校の皆さんのファッション。楊原(松永)京子さんがカールで前髪を立たせたパーマに、白いマスクをしているのですが、まさに私のイメージする朝鮮学校の方たちのファッションです。細いヤンキー眉も彼らのスタイル。メイクさん、スタイリストさん、偉いぞ! すごい。
冬は、ビーズ刺繍のカーディガンをはおり、私服では人絹というかキュプラというかペラペラ素材のアコーディオンプリーツ・ロングスカートというコーディネイトをよく見かけました。男性たちは私服では銀のメッシュの女性用ミュールを履いてらした気がする。
どれもこれも、私には謎のセンス。あのマスクは何なのでしょうか? なんだかわからないけれど凄み満点で、当時は納得していましたが。
男性のミュールは、今どきの男子が連れの女性のハンドバッグ(荷物ではなく、バッグ)を持つのと共通する、不思議なセンスを感じます。
今では、朝鮮学校の女生徒たちもミニスカ履いたりしているのでしょうか。
ああ、謎だ。誰か、教えてください!

